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2006年10月10日 (火)

お小言の最後にむぎゅー

小1の息子が、4歳の娘の絵に落書きをしました。

この絵、娘のお気に入りでお父さんが帰宅したら見せる、と言っていたもの。

私に説明書きまで要求した作品です。




なぜそんなに大切な絵に息子は落書きをしたのか。

私が夕食の準備をしている間、息子は『チャレンジ1年生』をやっていました。

そしていつものように「分からない、間違う、やり直しても間違う……」と

半泣きになり、かなりイライラしていました。

そんなとき、ふと娘の絵がそばにあるのに気づき、

「間違ったところをやり直して」と言われた腹いせに……。




2Bの鉛筆で、力強い線でぐるぐる巻きが描かれていたので、

息子のイライラ具合が簡単に想像できました。

でも息子には、人の大切な絵を台無しにしたことについて、

罪悪感を持ってもらわねばなりません。

(そもそも息子の机周りに絵を置いておいた娘も悪かったのですけどね)




息子は最初、「ゆづきちゃんが自分で描いた」なんて言ってましたが、

例のごとく私に「怒らないから本当のこと言って」と言われると、

あっさり自分が書いたことを認めました。




私はもちろん、怒鳴りつけてバチン!とやりたいくらい、内心カンカンに怒ったのですが怒ってる炎

今日たまたま、子育て本でお仕置きや体罰の非について読んだところだったので、

ぐっと踏みとどまることができました。

同時に「私はすごーく怒ってる!」と言葉で言ってもいいのだと気づいて、

すっと冷静になれました。




そして大声を出さず、少し厳しく言いました。

なぜこんなことしたのか、気持ちは分かるが、自分も大切な作品を壊されたらどう思うか、など。

そして「お母さんはものすごーーくゆうくんを怒りたいけど、我慢してる」と

私の気持ちを伝えました。

なぜだか分かりませんが、「怒っている」と冷静に言うと、

子どもにはインパクトがあるような気がします。




「今、どうしたらいいと思う?」とたずねると、「消しゴムで消す」と答えました。

じゃやってみなさい、と言うと「えぇ〜」と仕方なく消しゴムを取り出しました。

まだ、自分のやったことを後悔しきれていないようです。

実際にやらせてみましたが、クレヨンの上の濃い2Bの落書きです。

消しゴムでこすってもよけい汚くなるだけ。



案の定、思い通りにきれいにならず困っている息子に

「ほら、後で元に戻したり修理したりできない場合もあるんだよ」。

そしてもう一度、「今どうしたらいいと思う?」と言うと

今度はつーっと涙が頬を伝い、息子はちぃーさい声で

「ゆづきちゃんに謝りたい……」とつぶやきました涙ぽろり




「謝ればいいんでしょ」「謝らなきゃダメなんでしょ」じゃなくて、

「謝りたい」と言ってくれたことを、私はとても嬉しく思いました。

自分のやったことの後ろめたさをちゃんと感じてくれたのではないかしら。




息子の涙に、不覚にも私も泣きそうになりました。

何とかこらえて娘を呼び入れると、息子はボソッと「ごめんね」と言いました。

すごくバツの悪い、悔しそうな言い方だったけど、

本心から出ているように思えました(と信じてます)。




最後に娘と息子をむぎゅー。

わざとじゃなくて、自然にできました。

お小言の最後をむぎゅーで閉めるなんて、思い切り自己満足けど感動だわ〜〜きらきら



また長くなりました。読んでくださった方、感謝いたしますりぼん

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コメント

TITLE: Re:お小言の最後にむぎゅー(10/10)
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私もよく、「怒らないから本当のことを言って」と言います。というのも、最近、上の子(4歳)が自分がしてしまったいけないことを隠すので。。。

「怒らないから・・・」と先に宣言すると、なぜか、どんなに腹が立って許せないっと思うことでも、冷静に諭せるような気がします。冷静に言われる方が、子どもにとっては、怒鳴ったり叩いたりするより、心に響くみたいですね。

「どうしたらいいと思う?」も大事なことですよね。私はつい、「こうしなさい」と指示を与えてしまいますが、できるだけ、子ども自身に考えて行動に移せるように働きかけたいと思います。

相変わらず、イライラしてしまうと、大声で怒ったり、つい、バチンとしてしまう私。修行が足りません。。。

TITLE: Re:お小言の最後にむぎゅー(10/10)
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親が冷静になるって大切ですよね。
私の場合、怒りがひどいと怒鳴ったりする気力もなくなって先に自分の方が泣きたくなってしまったりもします。。
まだ子どもなので親が誠意を持って諭したことはちゃんと理解してくれる柔軟さを持ってくれていることに気づいて最後はほっとするんですが。
まままりもさんの育児に対する真摯な姿勢、とっても共感できます。
叱った後、自然にむぎゅーとできるのがやっぱり理想ですね。

TITLE: Re[1]:お小言の最後にむぎゅー(10/10)
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yuminorinさん

意外と「怒らないから」と事前に約束するのは大切なのかもしれませんね。
そう言っておいてやっぱり怒っちゃったってのはありがちな話。私は過去何度かやりました。
子どもに「おかーさんはうそつき」と思い込まれる前に、直さなくちゃ。
今回は成功かな♪

TITLE: Re[1]:お小言の最後にむぎゅー(10/10)
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RoseBelleさん

一昔前に比べて二人とも言うことが分かるようになったので、私も言い聞かせやすいのだと思います。
今思えば、娘が生まれたころから1,2歳くらいまでは、本当に上の子を怒鳴ってばかりいました。
小言の後にむぎゅーなんて、全然なかったと思います。
せいぜい、寝顔を見て反省するくらい。
それを思うと、進歩したのか、子どもが大きくなってくれたおかげか……。 
いずれにせよ、努力の日々は続きそうです(^_^;)

TITLE: Re:お小言の最後にむぎゅー(10/10)
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謝らせることが目的ではなく、「悪かった」って思って欲しいから怒るのに、腹が立つと、目的が変わってしまうことが多いです。

そうすると、子供も、「謝ればいいんでしょ!」って態度に変わり、またそれに腹が立って悪循環。

最初に自分がグッと我慢することが大事なんですよね。わかったいるのに、なかなかできない。うぅぅ・・・

TITLE: Re[1]:お小言の最後にむぎゅー(10/10)
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ひまわり123さん

>謝らせることが目的ではなく、「悪かった」って思って欲しいから怒るのに、腹が立つと、目的が変わってしまうことが多いです。

うん、確かに! 
しかも「ごめんなさい」の言い方でもよけい腹が立ったりすることもあります……
子どもが大きくなって「こうやって謝れば親は許してくれるからそう謝っとこう」なんて思われたら困るし。難しいです。

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