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2006年10月 8日 (日)

せっかくもらったのに、何よその顔!


人から物をもらったときは、その物があまり好きでなくても、

くれた人の気持ちを思ってありがたくいただく……

これを実際にできる、できないは別として、

そうすべきだということは幼いときから教えておきたいですよね。




三連休の初日、近所のショッピングセンターへ買い物に行きました。

私がショッピングしている間、夫と子どもたちは店内のゲームセンターへ。

1時間後に再会したとき、小1の長男が浮かない顔をしていました。

手には、ゲームセンターでお父さんがUFOキャッチャーでゲットした大きな箱を持っています。

「うわ、おっきいのもらったねぇ。それなあに?」

「……ムシキングの貯金箱」

大好きなムシキングなのにむすっとしているので、どうしたの?と

聞いたけど息子は口をつぐんだまま。

「お母さん、怒らないよ。どうしてそんな顔してるのか教えて」

怒らない、の言葉に弱い上に、夫と娘は向こうにいるので聞こえません。

息子はすぐわけを話してくれました。




「お父さん、ゆづきちゃんにはポケモンの人形買ったの。

ぼくにはドラえもんの貯金箱があるのに」

……だからムシキング貯金箱よりほかのオモチャを買ってほしかった、ということのようです。




(夫のために書いておくと、貯金箱が釣れたので息子にあげたら娘もほしがり、

娘に何も無いのは可愛そうなので、仕方なくいちばん安いポケモンのマスコットを

オモチャ売り場で買った、とのことでした)




最近、私はよほどイライラしていない限り「子どもの気持ちによりそう」子育てが

できるようになってきたと自負しています。

でもこのときは、とても息子の言う気持ちに同調する気にはなりませんでした。

聞いているうちにムカムカ腹が立ってきて、



「あんた、何ぜいたく言ってんの!怒ってる 

おとーさんがお金出して釣って、あんたが喜ぶと思ってせっかくくれたのに、

それを喜ぶどころか、むくれてんの? 

ぼくも欲しいオモチャを買ってほしかったって? 

調子に乗るのもいい加減にしなさい!!」




……という気持ちでした。こんなふうには言いませんでしたが。

どう諭そうかと思ったときに、「気持ちを認める」に加え、

「優しく毅然と」「ダメなことはダメとしっかり伝える」などが浮かんできました。

すべて子育ての本で印象に残った言葉です。




私は真顔で、ちょっと厳しい口調で言いました。

「そう、ゆうくんは貯金箱でなくて、ほしいオモチャを買ってもらいたかったんだね。

気持ちは分かるけど、お母さんはゆうくんのそういう気持ち、嫌だな。

お父さんがせっかく釣ってくれたのにそんなこと思ってムスッとしてるの、

お母さんは好きじゃない。ありがとうってもらっておくものだよ。 

……そんなふうにむすっとして、貯金箱がいらないなら返してきてもいいんだよ。

どうする? 返してスッとしてニコニコするか、ありがとうってもらってニコニコするか、

どっちがいい?」


「(むすっとしたまま)……もらっとく」

もちろん、息子はニコニコできるはずもなく、そのまま私たちはその場を離れました。




私は何とか怒り口調にならずにすみましたが、かなり苦しかったです。

貯金箱を返してもいいと言うのは、意地悪だと分かっていたのですが

腹立ちが抑えきれず出てしまいました。




でもとりあえずは、冷静に(近い状態で)言い聞かすことができたということで、

良しとしましょうあっかんべー








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子育て」カテゴリの記事

コメント

TITLE: Re:せっかくもらったのに、何よその顔!(10/08)
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こういうことを子どもの伝えていくことって、とても大切なことですが、伝え方が難しいですよね。私自身、夫もですが、人からの頂き物を心から感謝して受け取っているか?と言えば、微妙ですし・・・。反省。

今、我が家の上の子は、食事に関して、「これは、いやだっ。食べない〜」と言います。なので、「お腹がいっぱいだから、食べられないと言うように・・・とか、一生懸命作ったご飯なのに、美味しくないって言われたら、悲しいし、もう作りたくない・・・などと言ってみるものの効果なしです。

頂き物に関しても、平気で「いらない」と言います。苦笑。

私も、まままりもさんのように、頑張って、言い聞かせができるように努力してみます。つい、まだ、わからなくて、仕方ないかな・・・ってあきらめちゃうのですが、ちゃんと伝えていくことが大事ですよね。

TITLE: Re[1]:せっかくもらったのに、何よその顔!(10/08)
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yuminorinさん

おっしゃるように、出された食事にも同じことが言えますよね。
でも確かに、大人の私たちでさえ「こんなのもらっても嬉しくないんだけど……」という場合、ありますものね。

まだ幼い子どもが、うれしくないのにそれを隠してうれしそうにもらったりすると、それはそれで心配です。勝手な気持ちかもしれませんが、「相手の気持ちをありがたいと思う」ということは、繰り返し経験して諭されて、大きくなったときにできればいいかと思います。
今は、機会を見逃さずにちゃんと言い聞かせるだけでいいかな〜。

TITLE: Re:せっかくもらったのに、何よその顔!(10/08)
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・・・・私だったら、と考えると子供に対して暴言を吐いてしまうので、ここには書けない・・・。まままりもさんの赤字部分(プラス大声&怒りの表情)を言ってしまうかも。

二人の子供に均等に愛情を分けているつもりが、やれこっちがいいだの、ずるい!だの連日のように聞いていると、「あえて買わない」または「二人とも同じ物」で、対処しています。

まままりもさんの言った(黒字の部分)ように、子供の気持ちに添う、ことができれば・・・。大切と分かっても、その時の感情に支配され、出来ないことが多いです。うう、反省。

TITLE: Re[1]:せっかくもらったのに、何よその顔!(10/08)
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たまぞう♪さん

うちも普段はあえて買わないか、どっちも同じものにしてます……。色が違うだけでケンカしまもんね、子どもって。やれやれ。
でも私自身3才下の妹とよくケンカしてたので、気持ちはホント分かるんですが。ふーっ。

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