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2007年4月 7日 (土)

TVと夕食……ガマンの練習

ママ友とのおしゃべりで、強い子を育てたいね、という話になりました。

去年の担任の先生もおっしゃっていたけど、もしいじめにあったとき、

辛い目にあったときに、我慢できるかどうかは子ども本人にかかっている、

辛さに耐えられる、しんの強い人間に育てる必要がある、と。

もちろん、いじめをなくすための取り組みや周りのサポートは必要ですが、

命を大事にできるかどうかは本人次第です。

 

いじめに限らず、嫌なことがあっても我慢のできる子に......。

 

昨日、夕飯がいつもより1時間遅くなってしまい、食べ始めたのは7時ごろでした。

小2の息子は7時からドラえもんを見るのを楽しみにしていたらしく、

今から食べたら見られないやん......と、とても不満そうにボソッと言いました。

私はしっかりとその言葉を聞き、「何言ってるの! 今までもずーっと見てたくせに! 

TVのために夕飯を遅らせるなんてしないからね!」ときつく言いました。

息子はおとなしく食卓につき、黙ってゆっくり食べ始めました。

でも相当悔しかったのでしょう、涙がポロポロ流れていました。

 

私は息子の涙を見てイライラが少し和らぎ、悪かったかなと思いました。

いつもどおりに夕飯の支度を始めていたら

7時までに食事を終えてドラえもんを見られたはず。

夕飯の支度が遅れたのは私があまりに疲れていたのとブログをしていたからですが、

理由はともかく、罪悪感がわいてきました。

ごめんね、お母さんがいつもどおり夕飯の支度をすれば見られたのにね。

悪かったね--そう言いそうになりました。

 

でも、とどまりました。

そうだ、もしかしたらこれが我慢の練習になるかもしれない、と思ったのです。

私は黙って、ときどき息子の様子を伺いながら食べました。

息子の心中を想像し、あとで思い切りほめてやろうと思いました。

息子は静かに涙を流しながら全部食べ終えましたが、

そのときにはもうドラえもんは終わっていました。

息子は、PCをしている私のところに「ごちそうさま」とやってきました。

私はまだションボリしている息子をムギューしながらこう言いました。

「よく我慢したね。ドラえもん見たかったのに、文句も言わずに全部食べたね。

偉かったよ。お母さんね、ゆうくんよく我慢できているなぁって

感心しながら食べてたんだよ」

息子は思いがけない言葉にビックリしたようですが、

しばらくして、はにかんだ笑顔を見せてくれました。

 

この展開には我ながら驚きました。

いつもなら、(夕飯の支度が遅れたせいだと分かっていても)

TVが見られないと文句を言われた時点で私は一喝し、

「テレビのことぐらいで泣かないの!」とか言いながら、

いやな雰囲気のまま食事を終えます。

それがまるで逆で、単に我慢の練習をさせるだけでなく、

子どもをほめてメデタシメデタシとなったのですから。

 

実はこんなふうに私が反応したのは、アメリカの子育て本の影響があったからです。

子どもの要求を聞き入れてやらなかったために子どもが困難にぶつかった、

親の罪悪感はあまりに大きくすぐにも子どもに謝りたかった、

でも踏みとどまり、子どもが我慢したことをほめてやった、というくだりがありました。

アメリカでは日本と違ってすぐに謝らないのが普通のようですが、

親子の場合あえて謝罪しないことでこんなふうに状況を

好転させられるなんてすごい!と思いました。

もちろん、親がごめんねと言って「うん、ぼくもごめんね」で終わればそれでよいですが

(アメリカではこれはなさそう〜〜)、子どもの性格や年齢によっては

さらに親を責めたてたり、逆に、ママに罪悪感を抱かせるなんて

ぼくは悪い子だと思ったりするなど、

あまり良い結果を期待できないような場合も多そうです。

今回の対応には、かなり自己満足してます♪

 

 

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子育て」カテゴリの記事

コメント

TITLE: Re:TVと夕食……ガマンの練習(04/07)
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子どもに我慢させるのって…難しいですね。うちの場合…まだ二歳…あっ…来月、三歳になりますが…佐々木先生によると、三歳までは我慢をさせなくても良いそうです。三歳〜十歳が我慢の教え時のようですね。あぁ〜来月からかぁ〜。自信ないです…めちゃめちゃ甘くなるか…泣きながら我慢させるか…かな。甘えさせると甘やかすの違い…これからが、その判断が難しくなるのでしょうね。ゆう様…ドラえもん…よく我慢しました。

TITLE: Re:TVと夕食……ガマンの練習(04/07)
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我慢を教えることは大事ですね。我慢のできない子が大人になって、ちょっとしたことでキレて人を殺傷したりする世の中ですから。
でも、日本人のほうがアメリカ人より頻繁に謝るかなぁ。私は生まれてこのかた、父親から謝罪の言葉を聞いたことが一度もありません。娘には「他人や友達を傷つけたらすぐ謝りなさい」と教えています。でも、アメリカでは、うっかり謝ると相手がつけあがって裁判沙汰になったり、裁判で不利になったりするので謝罪の言葉を発するときは注意が必要ですけどね。その昔知り合ったバングラデシュ(アフガニスタンだったかな?)の子が、「私の国には『ごめんなさい』に当たる言葉がない」といってましたが、各国の道徳観の違いには驚くことがありますね。

TITLE: Re[1]:TVと夕食……ガマンの練習(04/07)
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aloha520さん

子どもにガマンをさせると当然のように子供は不機嫌になり、それがこちらにも伝染して悪循環……。でもやりようによってはいい感じでガマンの練習ができるのだなぁと思いました。もちろん、やはり私の気持ちに余裕がないと無理ですけどね(^_^;)

TITLE: Re[1]:TVと夕食……ガマンの練習(04/07)
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texmamaさん

そういえば私も父に謝られた記憶はほとんどありません。肝心なところで言葉を濁されていたような。母に謝られたのも、1度だけだったと思います。親という立場上、子供には謝りにくいのでしょうね。実際私も、子供に悪いなと思っても、思っているだけで口に出さずいつのまにかほとぼりがさめてしまったということよくあります。
アメリカ人が謝らない……思い出しました、ルームメートのアメリカ人が外出中、何度も同じ人から電話がかかり、彼女が帰宅して折り返し電話したら、「(約束を)忘れてたのよ」と認めたものの謝りませんでした。心底、ビックリしましたよ〜!

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