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2008年4月 8日 (火)

翻訳の勉強時代…

 

ブログ・ルポというサイトで翻訳をテーマにした記事を募集していたので、

ちょっと体験談を書いてみることにしますね。

 

私は2年ほど前から在宅で、翻訳やチェックの仕事をしています。

仕事をいただく前は、通信の翻訳講座を受けていました。

かなり本格的なコースで修了まで5年もかかりました。

 

どれも中身の濃い科目でしたが、

一つ、絶対に忘れられない科目があります。

十数回の講義で一冊の本の一部を訳す講座で、

毎回、提出用に指定されたパラグラフがありました。

意味がよく分からない単語が出てきたら、

辞書を引きまくるのはもちろん、指定された箇所の前後やその章を全部読んで、

いろんな角度から考えてみて、たぶんコレだろうと思う言葉をようやく見つけて

文章にしたのですが、毎回、酷評されました。

 

いや正確には、酷評すらしてもらえず、ただ

「言葉の意味をもっと調べてください。辞書の引き方が甘いですね」 でおしまい。

毎回、同じコメントです。

これには相当凹みました。

原稿は真っ赤に訂正されているのに、

なぜ私の選んだ言葉がダメで、先生が選んだ言葉が良いのか

その理由がまったく書かれていません。

 

いつも、自分で思いつくあらゆる方法を使って

小さな脳みそを絞りに絞ってひねり出した言葉なのに、

もらうコメントは漠然と 「調べ方が甘い」 だけ。

 

......これ以上、どうやって調べるんじゃい怒ってる!!

 

先生にしてみれば、こんな真っ赤な原稿の

一つ一つにコメントなんてしていられないのでしょうけれど、

せめて一箇所くらい、具体的な理由が欲しかったなぁ、と思います。

そうしたらそれを基に、改善策が自分なりに見えたかもしれませんから。

 

ある晩、あまりに同じコメントが続いて悔しくて、

帰宅した夫に話をしていたら涙が止まらなくなりました。

悔しいのと悲しいのと、自信がなくなったのとで、

将来の仕事どころか、講座を修了できるかどうかさえ不安になりました。

 

これ、5年くらい前の話です。

今当時の自分の原稿を見たら、「なんでこんな訳になるの!?」と我ながら

あきれるかもしれません。

(そう思いたくなくて、見ていません^^;)

当時は本当に必死でしたけれど、しょせんは学習者レベル。

 

今、仕事をしていて痛感しています。

英語が多少できても翻訳の世界では通用しない、ということ。

英語はできて当たり前。

英語ができてもしっかりした日本語を書けなければ翻訳はできない......。

(逆もありますよね。とても読みやすくて機転の利いた日本語だけど

まるで誤訳とか......あぁ恐ろしいや)

 

いやはや、奥の深い作業ですね、翻訳って。

きっと、ずーーっと勉強なのでしょうね。

お仕事も、和洋書問わずの読書も、ぜんぶ勉強になります。

もちろんブログも、日本語を書くためのとても良い勉強になっています。

 


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コメント

TITLE: Re:翻訳の勉強時代…(04/08)
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いや〜、厳しいですね。結局どこがよくなかったのかはわからずじまいですか?それって気分がすっきりしませんね。
でも、講座で勉強したことはきっと気づかないうちに仕事の中で役に立っていると思いますよ。
私も6ヶ月の通信講座を初めて受けたときは、これでいいと自信を持って添削を提出しても、いつも今一歩でした。今にして思うと、あの頃はワークブックの問題を解くような感覚で勉強していました。
現在は対象読者のことを考えたり、国語辞典も引いて日本語の正確な意味を把握したり、文章をより深く読み込んだり、あの頃よりは上達していると思います(思いたいです^^;)。
翻訳の世界はほんとに一生勉強ですよね。お互い奥義を窮められるよう(?)がんばりましょう!

TITLE: 追記
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ごめんなさい、ひとつ質問がありました。
「あの」学校ではたしか在学中からデータベースかなんかに登録されて、仕事を得る手助けをしてくれるはずと記憶していますが、その辺のサポート体制は充実していましたか?

TITLE: Re:追記(04/08)
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texmamaさん

私も勉強中はあくまで「勉強」という意識が強かったです。どんなに必死でも仕事のような現実味がなかった感じです。仕事をしてみると意識も変わるものですね。

ところで、私が在籍した学校では仕事を得るサポートをしてくれるの…かな。よく分かりません。私の場合は運よく、関連の翻訳会社の人とお会いする機会があり、それがきっかけで仕事をいただくようになりました。ほかの修了生の方の中には、「仕事の話なんてさっぱりないですよ」と言っていた人もいます。ただ、出版関係で売り込みたいという人には、カウンセリングをしてくれるシステムになっていて私もさんざんお世話になりました。またお世話になりたいなーと思っているところです。

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