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2009年12月 8日 (火)

親と先生が仲良くなるには……

今日は久々に図書館で借りた本について書きますね。

これです。

41gNdfvkaLL__SL160_.jpg困っている親と困っている教師―対立から共同へ

 

読者対象は、小学生の子どもを持つ保護者、教育関係者。

簡単にまとめれば、37年間小学校の先生をしていた著者が、

保護者と教師との共同の大切さを

教師生活を振り返りながら切実に訴える書。

 

......というと堅苦しいですが、文体はとても読みやすく、

小学生2児の母である私にとっては、

(わが子の先生でなくても)先生側の気持ちを知る、

とても興味深い本となりました。

息子が2年生のとき、複数の保護者から担任の先生に

かなりクレームが行き、

緊急学級懇談が開かれるまでなったことがありました。

学校にはPTAがなかったので、

保護者が「直訴」しないとなかなか保護者の思いが伝わりません。

仕方がないとはいえ、懇談での伝え方はかなり感情的になっていた気がして、

(私は第三者でしたが)いまだに苦い思い出です。

 

そういうわけで、保護者と学校に対する私のイメージは対立的でした。

だからよけいこの本のタイトルにも弾かれたのだと思います。

どうやって共同できるんだろう?と興味津々でした。

第1章で保護者からクレームが具体的に載っていましたが、

その感情的で細かい内容に驚きました。

こんなことまで学校のせいにするか?と。

でも著者は

 

「困った親」「困った子」は、「困っている親」「困っている子」

 

なのだと言い(!)、できるだけ客観的に冷静に状況を見て、

親の気持ちを受け入れる努力をしています。

この言葉は、保護者同士にも当てはまりそうです。

肝に銘じておこうと思います。



もう一つ、とても印象に残ったのが「回覧ノート」。

保護者同士、保護者と教師が打ち解けあえようにという目的で始めた、

いわゆる交換日記です。

これもいいなぁと思いました。

 

ウチの子の学校も、教師と保護者の関係は遠いように思います。

特別な事情があって個人的に相談に乗ってもらったりしない限り、

先生と親しくなることはないでしょう。

保護者同士も同じです。

会う機会といえば授業参観だけだし、

参観中に仲良くなるほどしゃべりこむことはできません。

なので、幼稚園からのママ友は別として、

学年末になっても顔と名前が一致しない人が結構います。

そんな状態ですから、回覧ノートのようなツールがあれば、

親しくなるきっかけができていいだろうなあと思います。

実は今、学校がPTA設立の方向で動き始めています。

今後どういう展開になるのか、とても楽しみ。

今までは「PTAの話=タブー」という雰囲気でしたが、

こういう本を読むと、もっと先生を知りたい、

(いやいやでなく)学校と関わりたいという気持ちが出てきます。

 

学校や先生に不信感を抱いている人が読めば、本書は

凝り固まった心をほぐす糸口になるかもしれません。

 

(本記事は別ブログ「コソダテ・自分磨きの本」の記事を

少し変更したものです)

 

 




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小学校」カテゴリの記事

コメント

TITLE: Re:親と先生が仲良くなるには……(12/08)
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私が子どもだったころ、親は”先生”をとっても立てていて、PTA活動も、”子供がお世話になっているから、すすんでさせて戴く”という感じだったと思うのです。

でも、最近小学校の役員をして思ったのは、”やってやっている。”というなんともいえない、保護者達のおごりの感情。そうではない方ももちろんいらっしゃるのですが・・。

先生を大切にすることで、先生も自分の子供達を大切にして下さると、いうことを忘れてしまっているような気がします。

TITLE: Re[1]:親と先生が仲良くなるには……(12/08)
SECRET: 0
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annie4442さん

確かに、私の子どものころも(って同世代?いや失礼!)親は先生を立ててました。いい先生とは思わなくても見下しはしなかった(と思う)し。

PTAはどうだったのかな? うちの母は「大変だったけどやったわよ〜」と言ってましたが、今ほど熾烈な「やれません」争いはなかったんじゃないかなぁ。
PTAの活動うんぬんより、親と先生がお互い受け入れ会って気持ちよく協力し合える関係ができたらいいなぁと思います。

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