レビュー

2012年10月 3日 (水)

『いじめない、いじめられない育て方』

新しい自己PR文をフェイスブックやブログに公開したことで

ちょっと気持ちが焦っている私。

そこに書いた目標に向かって、本を読みました。

いじめない、いじめられない育て方―三つの愛の言葉がわが子を救う (PHP文庫)

 

アマゾンの子育て部門で「いじめ」で検索すると

トップに出てきたんです。

親向けに書いてはあるのですが、

結構、いやかなり奥が深いです。

 

心理学的な考察や説明がたくさんあって、

素人にはサラッと読めません。

それにやけに「男らしさ」「女らしさ」という言葉が出てきます。

性差による同一化(男の子は父親に、女の子は母親に同一化)が

繰り返し言及されているので、

なんか時代錯誤してるなと思ったら、

1986年刊行の書『元気な子はこうして育つ』を

改題したものだと分かりました。

な~るほどね。

 

時間をおいてじっくりと精読したいと思いました。

まず母性本能は愛情とは違うという指摘に至極納得。

赤ちゃんのうちは母性で本能的に愛せますが、

そのままの愛し方を幼児や小学生、中学生の子どもに

当てはめてもうまくいかない、とわかったときは目からうろこでした。

母親から見れば、おなかを炒めて、いや、痛めて(誤変換ってコワイ~coldsweats01

産んだ子なのだから愛おしいのは当たり前ですが、

子どもから見れば、「この人から生まれた」なんて記憶はないだろうし、

「大好きよ」なんて言葉は大きくなるにつれて言われなくなるし、

逆に怒られたり命令されたりってのは増える一方だし……。

ホントに僕は愛されてるんだろうか?という不安を

感じてもちっともおかしくありません。

 

だから血縁的につながっているから子どもに愛情が伝わっている、と

思い込むのは危険なんですって。

「わが子に対する愛情を疑うのです」(P23)

 

大丈夫とは思うけど、なんか心配になってきたcoldsweats01

とくに息子。

 

この本を読んでからは、今まで以上に

愛情を表現しようと意識しています。

とはいえ「だいすきよ~heart04」とは中1の男の子に向かっては

言いにくいので、ひたすらハグとコチョコチョ。

それから怒鳴らない。話を聞く。

 

心がけて頑張ってます。

 

あと、いじめっ子もいじめられっ子も、他者に依存する、

感情の活動を停止している(感情を押し殺す)などの

指摘は、以前読んだ洋書と共通していました。

ほかにもいくつか、興味深い箇所がありました。

これからは積極的にいじめに関する洋書を読んでいこうと

思っているので、この本は私にとって

ちょうどいい入門書になりそうです。

 

 

 

 

2012年8月21日 (火)

『もう、名刺交換はするな』 読みました

この夏、出版関係のネットワークに加入して、

定期セミナーにも参加するようになりました。

このブログでも何度か書いていますが、そういう場に行くと

当然、名刺交換することになります。

だから初めて参加したときには、大型名刺ともいえるヒストリーカード

(ハガキ大の自分のチラシ。中山マコト氏の考案)を渡したり、

2回目のときは一般的なサイズの名刺を渡したりしました。

どちらも自作ですcoldsweats01

それまでは名刺交換の場なんて行くことが

ほっとんどなかったので、ドキドキのしっぱなしで、

渡すたびに、相手の反応に注目してしまいました。

 

そういう状況でしたので『もう、名刺交換はするな。』という本の

タイトルを見たときには 「え゛! coldsweats02」 と衝撃を受け、

吸い寄せられるように手に取ってしまいましたよ。

おっと前置きが長くなりましたが

その概要と感想です。

(読書感想文の記事、久しぶりだな~♪)

 

【概要】

タイトルから、名刺交換をやめて~をしろという、

名刺交換の代替策を提案しているのかと思いましたら、

「人脈作りに役立たない名刺交換はするな」

という内容でした。

名刺をもらいっぱなしで終わりとか、集めて満足するとかではなく、

名刺をきっかけに良い人脈を作れ、ビジネスにつなげよ、

ということです。ごもっとも。

目次は下記のとおり。各章には小見出しがたくさんついていて、

自分のコネとなってくれる人を見極め、

出会いをコネにそだてるための(努力の)方法を紹介しています。

 

Chapter1 仕事につながる人の見抜き方

Chapter2 名刺から”ご縁”をつくる

Chapter3 ご縁を”コネ”や”人脈”に育てるコツ

Chapter4 人脈ができる人の12の絶対習慣

 

 

【感想】

ビジネスシーンでの人間関係の築き方の本を読んだのは

たぶんこれが初めてで、なるほどと思うことばかりで

面白かったです。

とはいえ、名刺交換の場が、業界トップの大物が集まる

パーティという設定が多いので、

そんな場に縁がない私にとっては、名刺云々よりも

そういう場がどんなものか、のほうが興味をそそられました。

未知の世界をのぞいているようで面白かったですsmile

そんなところに行く人はみんなすごい人で、

事業は上昇気流に乗っていて、

ワイングラス片手ににこやかに談笑しているんだろうな、と思えば

「みんな」がそうではなく、やっぱり一人で端っこに立っていたり

料理を食べてばかりという人もいる、

というのは、言われてみれば当たり前かもしれないけど

ちょっとした驚きでした。

 

それから文章の印象ですが、自分の人脈作りに

役立ちそうにない人を「ミスター・ハズレくじ」と呼んだり、

名刺の職種を見てすぐにこの人はエライのだと思ってしまう人を

「~と信じるおバカさん」と呼んだりするなど、

インパクトの強い言葉のせいか、

素直に読めない部分が(特に前半に)ありました。

ほかにも、作文(翻訳)するときに気を付けようと思ったのは、

「私は」を多用すると意外に自己主張が強く聞こえること。

もちろん他者と比較して「自分は」なので、自然な言い方なのですが、

他者の失敗を言ってから「私なら」というニュアンスを感じたので

なんだかなぁ、という気持ちになりました。

 

肝心の内容については、総じて面白かったし、

学ぶところがたくさんありました。

Chapter1の人脈に役立つ人の見分け方では、

なんかドライすぎてさびしい気がしましたが、

ビジネスは慈善事業じゃないんだから

私のような甘い感覚でいたらいつまでたっても

発展は望めない……と反省しましたcoldsweats01

人脈作りに役立ちそうな人を見分けたあとは、

名刺交換してどう会話を続けたらいいのか、

話すときの心構えや、あとのフォローの仕方など、

人脈を作って維持するためのスキルが具体的に書かれています。

たとえば相手が喜ぶことを聞くとか、相手に心くばりするなどは、

分かっていてもなかなか難しそうです。

すぐに自分が主人公になってしまいますから。

日ごろからちゃんと気にかけて実行しないとダメですね。

 

 

この本は2回読みました。

どこまで実践できるかは?ですが、頑張りまっす。

 

 

●おまけ●

著者の経歴が波乱万丈で、

小学生の一人娘を残してアメリカ留学するという、

私には絶対できないことをした人。

帰国してからもいろんな苦労があったようです。

そこに興味を持って、当時の様子を記した

著者の最初の本を古本で注文しました。

届くのが楽しみですhappy01

 

 

 

 

2011年8月26日 (金)

読んだ! 『タイガー・マザー』

読み終えました。
今年初めに欧米で大子育て論争を引き起こした
タイガー・マザー。

著者のエイミー・チュア女史は
中国系2世のアメリカ人。
移民してものすごい苦労した両親に、
ものすごい厳しく(そして愛情たっぷりに……インタビュー談)育てられ、
経済的・社会的地位を得ることができ、
現在イェール大学法科大学院の教授、という人です。

この本が話題になったのは、
彼女のやり方が(欧米の一般的な子育てから見たら)
超スパルタ方式で、しかも記事になった
新聞の見出しにはにはあたかも中国式が欧米式より優れている、
と書かれていたからのようです。

中国式VS欧米式で大激論になったときに
必ずと言っていいほど話題に上るのが、娘二人への禁止事項のリスト。

・「お泊り会」に行ってはいけない
・友達と遊びに行ってはいけない
・学芸会の芝居に出てはいけない
・学芸会の芝居に出ないことに文句を言ってはいけない
・テレビを見てはいけないし、コンピューターゲームもしてはいけない
・課外活動の内容を自分で選んではいけない
・成績は全教科でA以上をとること
・演劇と体育以外の全教科で常に一位の成績を取ること
・ピアノとバイオリン以外の楽器を演奏してはならない
・ピアノとバイオリンは必ず練習すること

(『タイガー・マザー』P11より引用)

これだけでもすごいのですが、
読み進むにつれ、ピアノとバイオリンのすさまじい練習ぶりや、
チュア女史の徹底した「監視」ぶりも、ものすごいです。

私も長年ピアノをやっていましたが、母にあと5回弾きなさいと
「正」マークをつけられながら、(たった5回なのに)嫌々
練習していたことを思うと、
チュア女史の娘たちはどんなにつらかったろう、
と勝手に想像し胸が苦しくなりました。

それに、チュア女史は、よく「中国式vs欧米式」という形で二つを比較し、
中国式がとても優れていることを強調しています。
私は欧米の子育て本を探して翻訳するという
仕事をしているので、自然と読む子育て本は欧米式が多くなり、
私自身の子育ても欧米式にかなり影響されていると思います。
だから、それを真っ向から否定されているような気がして
なんだか釈然としませんでした。

でも結局、著者は、ティーンエージになった次女の反抗に
どうにも対応できなくなり、
それまでは絶対的に中国式の子育てに自信を持っていたけれど、
欧米式のやり方にも目を向けるべきで、
中国式と欧米式のやり方のよいバランスを保つべきだ、
ということに気づきます。

そのあたりの著者の変わっていく様はとっても面白いのですが、
前半のスパルタが強烈過ぎて、後半の謙虚になる部分の
印象が薄くなっている感じ。
それが残念です。

とにかく、この本を読み終えたときは
なんという恐ろしい母親だ、というのが正直な感想でした。
そして、長女は今大学生だと思いますが、(次女は高校生かな?)
これから先、今までのプレッシャーが
精神面でマイナスに出てきたりしないだろうか、
と他人事ながら気になりました。
そして、私がこんな人の子どもじゃなくてよかった、とまでcoldsweats01

でも!
怖いもの見たさか、ここまで徹底してスパルタを貫く人って
どんな人だろう?と思い、YouTubeで検索をしてみました。
そうしたら、いっぱい出てきましたよ~、
ニュースやトーク番組の出演の映像が!
アメリカ国内はもちろん、イギリスの番組にも出ていて、
イギリスの母親ネットワークの代表者(つまりは欧米式マザー)との
ガチンコ対決(……を番組ではもくろんでいたのかもしれないけど
意外と穏やかに終わりました)もありました。

興味深かったのは、中国語の翻訳版が著者の手に渡ったときの話。
原書のタイトルBattle Hymn of the Tiger Mother
(直訳すると「虎母の闘争賛美歌」)が、
中国語では「イェール大学教授の子育て」に
なっていて、著者もドン引き(^^;)だったとか。

もう一つ、この本が出版されたとき、Wall Street Journalに
「Why Chinese Mothers Are Superior 」
(なぜ中国人マザーのほうが優れているのか)
という見出しで記事が出たのですが、
著者はこんな見出しになるのを知らなくて、これまたビックリしたと。
最初は中国式に絶対の自信を持っていたけれど、
次女に反抗されて自分の間違いに気づいて
欧米式からも学ぼう、と自分が変わったのに、
こんな見出しになっていたので困った、という話でした。
しかも記事には、上記の禁止リストが引用されていたので、
バッシングもあってちょっとつらかったみたい。

YouTubeで著者を見ていると、(イギリス番組の司会者?も言ってたけど)
読んだときとしゃべるのを見たときの印象が全然違って、
しゃべってるときのほうが良かったです。
なんだ、愛情たっぷりの、芯が「超」しっかりしたお母さんじゃんって感じ。

どの番組でも、著者が力説していた(せざるを得なかった)のは
この本は、子育てのハウツー本じゃなくて、自分の子育て史、
子育ての思い出本なのだ、ということ。
特に前半のように極端にやるのは、ハウツーどころか
やらないほうがいいよって感じ、と言ってました。

あ~書いてたらキリがないわ、
もう終わります。
長々と駄文を読んでくださってありがとうございました!

あっ、ちなみに私が読んだのは和訳本です。
原書で読む気力は今はありましぇん(^^;)
翻訳の観点からみると、音楽史はもちろん、
ピアノとバイオリンの演奏技術や、白血病の治療方法、
犬の種類や特徴まで知らなくてはいけなくて、
幅広い調査が必要そうな、すごく大変そうな本だと思いました。
さすがは齋藤孝先生です!

ではほんとに終わります。
ありがとうございましたhappy01heart04
(最後まで読んでくださった方、おられるんだろーか……)

2011年4月16日 (土)

いやな気持ちを切り替えて(あきらめじゃなく)前向きになる方法

今、和田裕美さんの『人生を好転させる「新・陽転思考」』にハマりまくっています。
いつもはいい本だと思っても、多くても2回読む程度。
この和田さんの本は通読3回目、しかも時間をかけてじっくり
読んでます。

この本で説いているのは、いやなことがあっても
その中に「よかった」を見つけることで気持ちを切り替え、
未来につないでいくという考え方です。
こじつけの「よかった」でも全然オッケー。

これがいい具合に今の状況やウジウジした気持ちに
不思議なほど当てはまっています♪

少し前ですがあるメールをもらってかなり凹みました。
ストレートで冷たい文章だったので、内容は確かに一理あっても
なんかすごく腹が立ちました。

かといって私も同じように返信する勇気はなく(小心者^^;)
とにかく気持ちを切り替えようとして
和田さんの本に書いてあることを、一度だまされたと思って
やってみました。

具体的には、紙の中央に縦線を引いて、
右側に今の状態や気持ちを書きなぐり、その中から
「よかった」を見つけて左側に書くということ。

右は結構な勢いで埋まりましたが左はすぐには埋まりませんでした。
私の文句は、メールの書き方(言い方)に集中していたので、
書き方を気にしなければこんなに腹が立たないかもしれないと気付きました。

そこで左に
「表現を無視すればいい、内容だけ事務的に取り出せばいいと気付いてよかった」
と書いてみました。
そうすると急に気が楽になり、この人が言いたかったのはコレとコレね、
誤解もあるけど確かに一理ある……と思えました。
フシギ~happy01

後日、そのメールの送り主に会う機会があったのですが
意外と自然に笑顔になれたし明るく話せました。
そんな自分に内心「わたしスゴイ!」と自画自賛(へへhappy01
さらに相手の人は「私のメール、きつかったかもしれない、ごめんなさい」
と言いました。これにもびっくり。

こんなやり方でいいのかどうかわからないけど本当に
気持ちを切り替えて笑顔になれたし、
思った以上に効果がありました。
ちょっとしたものの考え方で、周りや自分の未来が大きく変わるんだろうな。
今まで自己啓発本はけっこう読んできたけど、
和田さんのこの本は、特に心に響いています。
たぶん今まで一番好きで、大事にしたい本。
陽転思考、絶対身につけたいと思いました。

  

  

      

  

    

  

2011年2月 8日 (火)

とりとめもなく、読心術の本のレビュー

気配りが上手にできるようになりたいと思って
こんな本を読みました。

(もう古本しか売られてないみたいです)

この本では気配りが次の4つに分類されています。

1.謙虚な気くばり(聞き上手になったりバカ話をしたりする)
2.やさしい気くばり(なぐさめたり奉仕したりする)
3.期待する気くばり(励ましたりほめたりする)
4.信頼感のある気くばり(感謝したり尊敬・相談したりする)

私ができていそうなのは人の話をじっと聞くことくらいかなぁ。
人に相談するってのも、特にPでは独断では怖くて決められないから
必ず相談はしているけれど、
なぐさめたり励ましたりってことはあまりしないなぁ。
(そういう場面に出くわしていないし、出くわしていても
気付いていないのかもしれない……)

一つこの本で面白い発見をしました。
私はどうも言葉通りに受け止める癖があるようです。
でもこの本では、「会話の99パーセントはうそと思え!」と言ってます。
ひぇ~~……
そういえば、実際の言葉よりも身振りや口調、表情などの
「非言語」の要素に本音が出ている、ということは
コミュニケーションを勉強していたときに何度も言われていたことです。

頭では分かっているのに実生活に生かされていない気がするな(^^;)
総じて私には観察力が足りません。
もっと相手の表情や行動をよーく見て、
話す口調や言葉の端々をよーく聞いて、本心をさぐろうsmile
そうしたら、もっと上手に人に接せられるようになるかも♪

……とはいえ、言うは安く行うは難し。
明日、Pの会議があります。
さっそくみんなを見つめて気配り上手になるわよ!!

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